厚真町は3日、2023年度の新たな地域おこし協力隊10人に委嘱状を交付した。受け取った隊員たちはそれぞれが持つ経験や強みを生かして、さまざまな分野での活躍を誓った。
新たに採用されたのは、農業支援員3人、起業型の3人、協働型の3人と福祉支援員として1人。出身地は苫小牧市や札幌市、登別市など道内9人、道外が1人となっている。
同日、町役場内で行われた交付式で、隊員たちは「3年間を有効活用し、スキルアップしたい」「ミニトマトの栽培はもちろん、地域の方とのコミュニケーションを通じてまちぐるみでの活性化を目指したい」「まちづくりにも積極的に関わっていきたい」などとそれぞれの決意を語った。
隊員の任期は来年3月までだが、最長で3年間延長することができる。宮坂尚市朗町長は「バラエティーに富んだ顔ぶれ。近年は町をフィールドにさまざまな夢をかなえたい人材を受け入れている」と歓迎し、「厚真町をスタートアップに、今や世界を駆けている人や全道を束ねて活躍する人もいる。この3年間を有効に使って」と激励した。