「合同会社こんのでんき」開業から1年 まちの電器屋さん 地域に浸透 白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2023年4月4日
開業から丸1年を迎えた店の前で「今後もサービスの良さで選ばれる店でありたい」と目を輝かせる金野さん

 白老町東町2で電器店「合同会社こんのでんき」が開業して1日で丸1年を迎えた。店主は「社員は自分1人」という金野大輔さん(41)。「愛着のある郷土で人に寄り添ったサービスを提供し、地域から必要とされる存在でありたい」と家電の販売だけでなく軽微な修理や工事にも応じ、客層を広げている。

 同店は2022年4月、空き店舗を改装して開業した。家電販売以外に、「テレビが映らない」「(他店で買った)機械の使い方が分からない」「ボイラーの音が変」「蛇口から水漏れしている」など家電・機器に関する相談や悩みに対応。機械操作が苦手な高齢者の困り事にも応じ、客の心をつかんでいる。最近は評判を聞きつけた苫小牧市や登別市の住民からの問い合わせも相次いでいるという。

 金野さんは白老町で出まれ育ち、札幌市内のIT企業などで働いた後、06年から町大町の家電燃料販売店「はくねん」に勤務し、店長も務めた。18年から4年間、経営者が多く在籍した白老青年会議所(JC)でも活動。同会議所卒業時に起業への思いが強まり、店を開いた。

 起業に当たっては、古巣の「はくねん」をはじめ、町内の同業他社が客を紹介してくれるなど物心両面から応援があった。客からは「働き過ぎ。日曜や祝日くらいは休んだ方がいい」とねぎらいの言葉も受け、「まちの人たちの温かさを実感し、感謝の1年だった」と振り返る。

 大型の家電量販店の価格競争に巻き込まれるつもりはなく、「まちの電器屋」だからできる血の通った関係を重視しており、「まちのご用聞きとして、ライフラインそのものでありたい」と意気込む。「店を構える以上、お客さんの困り事に応えていくのは使命」と言い切り、自慢の商品と一緒に「”今後のお付き合い”という安心」も買ってもらう考えでいる。

 同町はこれから高齢化が進む一方、若い世帯の移住、定住を期待できる可能性がある。地元の状況を見据えながら、常に同じスタンスでニーズに応えていくには「自分の思いに共鳴し、同じ志を持った仲間が必要」という思いも抱いている。

 営業時間は午前9時~午後6時。日曜、祝日は休む。問い合わせは金野さん 携帯電話090(2811)1981。

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