「町民の暮らしを守り、未来をつくるため一緒に盛り上げて行きましょう」―。胆振管内7町での遊説を終え、午後5時すぎに白老町大町の選挙事務所前に到着した戸田氏。堀井学衆院議員、神戸典臣道議をはじめ、管内7町の首長、地元経済界、団体幹部ら約120人が待ち構える中、後援会幹部から当選報告が届き、ほっとした表情を見せた。
支援者を前に一日を振り返り「(神戸氏の言う通り)胆振は本当に広かったが、きょうは7町を巡ることができた」と感慨深い様子で語った。初当選をかみしめながら「各地域を訪ねる中で、それぞれの産業や文化の強みが見えてきた。一つ一つの声を聞き、各町と道、国と相談しながら、それらの『つなぎ役』として皆さまと一緒に新しい時代を築いていきたい」と力を込めた。
山積する地域課題の解決に向けて意欲を示し、今年で発生から5年目となる胆振東部地震については「復興は道半ば。全力で支えていきたい」、オープンから3年目を迎える白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)については「アイヌ文化の復興拠点として、日本全国、世界に発信できる施設。アイヌ民族の尊厳を尊重していく」と述べた。町長時代から重要課題としてきた「教育」については「まちづくりの要とする姿勢は、道政でも貫く」とした。
事務所前では花束贈呈が行われ、集まった支援者がお祝いの言葉を贈った。明美夫人やスタッフらは沿道の町民や支援者とグータッチをして喜びを分かち合っていた。