白老町商工会の女性部(熊谷あき子部長)と青年部(砂原弘幸部長)は29日、今春町内の小学校に入学する新1年生のための交通安全マスコット63個を町教育委員会に寄贈した。
同会の新入学児童に対する交通安全祈願の寄贈は1978年の「愛の鈴」運動が始まり。近年は、青年部が部材調達を担い、女性部が手作りのお守りにしてプレゼントしている。
今年のマスコットは、子どもたちが交通事故に遭わず、無事に家へ帰れるように―とカエルのデザインにした。赤や青、緑、黄の4色のフェルト生地から女性部メンバーが2月に約20人で手分けして作った。星形の夜光反射材も添え、ストラップとして取り付けてもらうことで交通安全に役立つようにした。
今春、町内4小学校に入学する新1年生は29日時点で61人。白老八幡神社で祈とうを済ませた熊谷部長と砂原部長ら関係者が町教委を訪れ、「部員で心を込めて作った。喜んでもらえたら」と、予備2個を含めて安藤尚志教育長に手渡した。安藤教育長は「児童が無事に登校し、家に帰ってくるのは全ての親の願い。お守りの重みを大切にしたい。今後も地域で見守りを」と感謝した。
一方、女性部は23日、白老小学校へ手縫いの雑巾100枚も寄贈した。校内清掃用の雑巾を贈る活動は2002年から毎年、学校を変えて続けている。