白老東高校(小川政博校長)で17日、1、2年生計89人を対象に合同企業学習会が同校体育館で開かれた。製造業など地元企業の関係者が生徒に業務内容や勤務する上での心構えについて説明した。
地元企業の魅力を伝え、進路選択の参考にしてほしいと、町と町商工会が主催した。食品工場、金融機関、高齢者・障害者施設、運輸サービス業など町内15社がブースを構えた。
町商工会の熊谷威二会長は「意欲ある若者が地域で活躍できる白老であってほしい。地元にどんな会社があり、どんな思いで働いているかを知る機会にしてもらえたら」と、生徒らの地元就職を願った。
その後、各企業の担当者がパンフレットや動画を使いながら、自社のセールスポイントや業務内容、仕事を通じた地域貢献を紹介。言葉遣いや身だしなみを大切にするなど社会人としての心構えも伝えた。
1年生の佐々木美月さん(16)は「将来は美容業を目指している。働きがいや社会に出た時の心構えなどを学び、勉強になった」と話していた。