白老町のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)は12日、女性の社会進出促進や活躍をテーマに「ピリカメノコ祭」を社台生活館で開いた。町民ら約40人が訪れ、コミュニティナースの健康相談やハンドメード雑貨の販売など、地元や近郊の女性たちによるコーナーを巡った。
同法人の地域女性活躍推進事業の一環。
相談、販売コーナーのほか、家計の事情や家庭環境の無理解で生理用品の入手が難しい「生理貧困」について伝える展示コーナーなども設けた。
このほか町地域女性活躍推進交付金事業として「白老町を○○なまちにした私達」をテーマとしたオンライン会議を開催。町民、町議、移住を考えている町外の住民ら5人が参加し、「母子に優しいまちを望む」「自分は耳が聞こえないので手話を広めたい」といった声を寄せた。内容は文章にまとめ、今月中に提言として町に提出する。
イベントは昨年初めて開き、3回目。田村代表は「ジェンダーバランスを広げ、みんながフラットにつながり助け合える社会になれば」と話していた。同祭は7月にも開催する予定。