白老青年会議所(JC、米本智昭理事長)の会員や町民有志の計6人は12日、白老町東町1のスーパーマーケット前で、2月に発生したトルコ・シリア地震の被災地のための募金活動を行った。
米本理事長(39)や町緑丘の公務員、安藤啓一さん(35)が町内の20~30代の交流の場づくりを模索していた際、トルコ・シリア両国の被災状況を知り、自分たちも何か支援したいと会員や知人らに呼び掛け、募金を行うことを決めた。
米本理事長は「コロナ禍で若者の活動を目にする機会も減っていた。団体関係者だけでなく町内の若者たちと横断的に活動できる機会をつくっていきたい」と語る。安藤さんも「同世代で語らえる場を創出していけたら」と話していた。
トルコ・シリア大地震では、これまでにトルコで約4万6000人、隣国シリアで約6000人の計約5万2000人が犠牲となり、現在も150万人以上が避難生活を余儀なくされているという。募金は、今後も町内各所で1カ月ほど続けていく考えで、集まった善意は、日本赤十字社を通じて現地に送る。