白老町共同募金委員会は町限定オリジナルステッカーを製作し、6日から配布を始めた。アイヌ民族の伝統舞踊「サロルンチカプリムセ」(ツルの舞)をモチーフにした図柄で、100円以上の募金をした人に1枚進呈している。同会では毎年、500円以上の寄付にご当地ピンバッジを贈ってきたが、ステッカーの製作は初めて。全道でもステッカーは初という。
ステッカーは5センチ四方で、2022年度に製作したピンバッジのリメーク版。ポロト湖畔の夕日を背に踊る女性で、担当者は「かわいらしく仕上がった。思った通りの色合いも実現できた」と話す。
物価高騰などの影響で500円の寄付にハードルの高さを感じている人の声などを受け、100円から進呈できるステッカーを―と準備してきた。担当者は「赤い羽根の活動とともに、白老やアイヌ文化の広報材料として活用してもらえたら」と話す。受け取った後、早速スマートフォンやノートパソコンに貼る人も多いという。
同会は16年度から毎年、町をイメージしたご当地ピンバッジを作り、20年度は木彫り熊、21年度は白老牛肉まつりのキャラクター「ベコ丸」がモチーフだった。