白老町特別職報酬等審議会(熊谷威二会長)は7日、町長と副町長、教育長の給与額と町議会議員の報酬額の妥当性について古俣博之副町長に答申した。町長らの給与額は妥当、町議の報酬額は増額すべきとした。
答申では、町長ら特別職の給料について「難しいまちづくりの状況を踏まえ、特別職の責務の重要性や他自治体との比較など慎重に審議を重ねた結果、現行の額は妥当」とした。町議の報酬額に関しては「成り手不足の深刻化した現状を考えると、意欲ある町民が議員を目指せる環境を整備し、多様な人材を確保することが必要」とし、「報酬額を増額すべきだ」と結論付けた。
さらに「議員定数と報酬額を関連付けて議論する傾向にあるが、別々の視点で議論されることが望ましい」という付記も添え、「定数削減ありきでなく本来の議会機能を維持していく可能な定数について慎重に議論を重ねていくことが適当」としている。
熊谷会長が古俣副町長に町役場で答申書を手渡し、町議の報酬額については「子育て世帯の意見を代弁できる女性議員が活躍する白老町になってもらえたら」と語った。