安平町早来地区に小中一貫の義務教育学校「早来学園」が今春開校することに伴い、今月末で閉校になる安平小学校で5日、地元有志によるお別れ会が開かれた。町内外から同校の卒業生や地域住民らが50人余り駆け付け、思い出話に花を咲かせた。
新型コロナウイルス感染予防策を講じ、同校にゆかりのある卒業生や地域住民が学校と関わる機会をつくろうと、卒業生有志が中心となって企画した。
多くの卒業生が集い、再会を喜ぶとともに、校内を見学したり、お菓子を食べながら思い出話をしたり、それぞれ楽しい時間を過ごした。
閉校後の校舎の跡地活用については未定だが、用意した模造紙にはレストランや地域食堂、ライブハウス、フリースクールなどさまざまな形で使えるよう希望する声が数多く寄せられた。
1996年卒で現在町内で働く森田達也さん(39)は「卒業写真などを見て懐かしく感じた。閉校してもイベントなどで使えるように、校舎を残してほしいですね」と話していた。