白老町議を辞職し町長選に挑んだ広地紀彰氏(49)は、5日午後9時45分ごろに落選の一報を受けた。支持者を前に「選挙運動に一切の悔いはない。町民の選択をしっかりと受け止めて、町が一つになれるように私からもお願いしていく」と述べた。
支持者ら約20人が詰め掛けた町大町の選挙事務所では、開票開始から約30分で落選の連絡が入ると「負けたの」「えーっ」と落胆の声が漏れた。広地氏も「そうか、残念」と悔しげに声を絞り出し、支持者に頭を下げた。
広地氏は政策を重視した訴え方で、草の根の選挙戦を展開したが、及ばなかった。「残念な結果ではあるが、全力を出し切り、戦い方も正しかったと思う。最後まで見守り支えてくれた支持者の方々に感謝しかない」と丁寧に言葉を紡いだ。
今後については「まったくの空白。白紙です」と話した。