厚真町の活性化に取り組む地域おこし協力隊の報告会が2、3両日、町総合福祉センターで開かれた。起業型地域おこし協力隊や農業支援員など31人がこれまでの活動を紹介したほか、今後の展望や思いを語った。
町が主催し、ローカルベンチャー育成などの事業委託を受けるエーゼロ厚真が企画運営した。
初日は14人が発表した。起業型地域おこし協力隊の小町谷健彦さん(38)は昨年1月に町内で会社を立ち上げ、今後に向けて「厚真から物語を語れる人を発掘していきたい。地域で暮らす一人ひとりの声を記録する活動にじっくり取り組んでいく」と意気込みを語った。林業の坂野昇平さん(29)は森林空間を利用したサービスや木材生産・加工などを手掛け、この春からEC(電子商取引)サイトやふるさと納税での販売を始めることを伝えた。
公務員から農家への転身を志す渡辺和弥さん(36)はこの1年、農業支援員として研修センターで活動したほか、地域のイベントにも積極的に参加したことを紹介。「厚真町で元気に暮らしながら、ニンニク農家を目指している」と目標を語った。
3日は教育魅力化支援員3人、スポーツ振興支援員1人、協働型地域おこし協力隊13人が発表した。