◇質問項目
(5)アイヌ施策の方向性
(6)産業、観光の振興をどう図るか
(7)町立病院の経営立て直し、改革にどう取り組むか
(8)信頼される役場づくりに向けてどう取り組むか
広地 紀彰氏(49)
「道の駅」開設を検討 町民にひらかれたまち目指す
(5)民族共生の理念を踏まえ、関係者と意見交換しつつ、アイヌ施策基本方針に基づいた施策を進める。「白老の」アイヌ文化伝承と発信が重要。先人から受け継いだ木彫、刺しゅうなどの展示と発信を一層強化する。
(6)第1は国の制度を活用し物価高やコロナ禍で疲弊した事業者への支援。第2は人材確保、特に若年者の雇用。第3は町内の観光資源となる「道の駅」の開設の検討と民族共生象徴空間(ウポポイ)のにぎわいを町の活力をつなげること。
(7)第1に教育者としての(自分の)経験を生かし患者・スタッフとの対話から始める意識改革。第2に医師会や北海道家庭医療学センターなど「専門機関との提携による信頼される医師確保」。第3に部門別会計によるコスト意識改革。
(8)自ら町民と行政の懸け橋になる。議員経験の中で「行政努力が町民に理解されない」「願いが行政に届いていないと思う町民が多い」と実感。町内会の要望の吸い上げを強化し、広報を充実し、町民にひらかれた白老を目指す。タウンミーティングは車座で行う。
大塩 英男氏 (51)
企業誘致促進に力 町民に寄り添う病院づくり
(5)これまでにも増してアイヌの方々の声にしっかりと耳を傾け、2023年度に改築する白老生活館を新たな交流拠点に、世代を超えた多くの町民の皆さまがアイヌ文化に触れられる機会や各種保存伝承活動への支援の充実を図っていく。
(6)産業は、町内の経済循環のほか、外貨を稼ぐため企業誘致促進や企業版ふるさと納税の推進強化を図る。観光は食や温泉、歴史文化芸術などさまざまなコンテンツを生かして町内全域を周遊していただける取り組みを進める。
(7)経営立て直しは、持続可能なまちづくりにとって大きな課題であると捉えているとともに公約の重点項目。まずは町民の皆さまに寄り添う病院づくりに私が率先して取り組み、医療従事者の確保など身近で安心して医療を受けられる環境整備を行う。
(8)透明性の高い、分かりやすい情報提供、発信を一層進め、町民の皆さまや企業、団体からのご意見をお聞きして英知を結集し、白老町役場が最強の政策集団として新たな白老町を創り出すことと考えている。