安平町は、子育て世代やファミリー世代向けの住まいの充実化を図るため、町内で新たにアパートなど民間賃貸共同住宅を建てる個人や事業者に建設費用の一部を助成する取り組みを行う。町内建設業者が施工する場合、1戸当たり150万円、最大で1200万円を補助。町は建設に関する企画提案を募集している。
子育て世代やファミリー世代が安心して暮らせる住まいを確保し、子育て・教育環境の充実を図ることで移住定住につなげる。
募集する内容は、▽2LDK以上▽子育て世代に喜ばれる設計イメージ▽月額家賃設定▽建設場所―などとし、来年3月末までに建てることが条件。助成金額は町内の施工業者の場合1戸当たり150万円、町外業者の場合同条件で100万円。企画提案書の提出期限は5月10日まで。応募多数の場合は町で選定する。
町によると、この春開校する小中一貫の義務教育学校「早来学園」や魅力ある子ども園が注目されることで、子育て世代やファミリー世代からの移住に関する問い合わせが増えてくる。その一方で、特に早来地区は住宅の充足率が高く、紹介できる物件が少ないという。町は「若い方や子育て世代に住んでもらえるアパートを整備したい」と企画の提案を呼び掛ける。
問い合わせは、町政策推進課 電話0145(22)2751、電子メール=m-suishin@town.abira.lg.jp=。