白老町栄町のプリザーブドフラワー技能資格者で、同技能の教室を町内で主宰している大橋範子さん(69)は19日、町コミュニティセンターで「おひなさま飾り製作体験」を開いた。町民12人が参加し、特殊な花を使ってお気に入りの飾りを完成させた。
プリザーブドフラワーは、生花に保存液と着色料を吸わせ、乾燥させた花材。この日の材料は大橋さんが事前に作って用意した。
参加者は、土台となる紙製のひし餅作りから始め、ミニチュアのひな人形を載せた後、周りに色とりどりの花を飾り付けていった。
大橋さんは「近年は大きなひな飾りのない家庭があると聞く。誰でも気軽に作れるひな飾りを食卓などに飾り、桃の節句を迎えてほしい」と制作体験の場を設けた理由を語った。