白老町地域おこし協力隊員で移動書店「またたび文庫」を展開する羽地夕夏さん(24)は18日、冬季の拠点とする町大町の「ひこばえ」で、複数の店舗が一堂に会したマルシェ「ひぐらしブックカフェ」を開き、町内外から訪れた人々でにぎわった。
マルシェは1月14日に初開催し、2回目。
書棚に小説や雑誌、実用書、児童書などさまざまなジャンルの書籍1000冊を並べ、コーヒー、パン、弁当、児童服売り場を開設した。延べ約180人が来場し、思い思いに読書や食事を楽しむひとときを過ごした。
町大町のhaku(ハク)ホステルが用意した20食限定の「白老産タラのフライ弁当」は開店から約1時間で完売。羽地さんは「伊達や洞爺湖町などからも訪ねてきてくれてうれしい。来月からは少人数で深く学べる催しも企画していきたい」と話した。
同拠点では3月19日午前10時から午後3時まで、写真と表現のワークショップ「しらおいクリップ」を開く。和歌山県在住の写真家、東詩歩さん(25)、新潟県在住のデザイナー五十嵐萌さん(23)と、撮影の楽しさやデザイン探究の面白さを共有する時間にする。問い合わせは羽地さん 携帯電話090(2836)4671。または写真投稿サイト「インスタグラム」(@matatabibunko_hon)のダイレクトメッセージへ。