厚真町議会新庁舎周辺等整備調査検討特別委員会(下司義之委員長)は16日、町議会で予定していた専門家による現庁舎の調査について、町が代わって実施するよう申し入れることを提案したが、反対多数により否決となった。
町議会は住民有志でつくる団体から現庁舎の存続、保存活用を求める要望書を受け、学識経験のある専門家への調査依頼を同委員会で決めていた。ただ、現町議体制の任期が4月末までで時間が限られているため「同委員会として(建物などを)慎重に調査し、任期中に結論を出すのは難しい」と町への申し入れに理解を求めた。
しかし、多くの議員から「これまで長い時間を掛けて議論してきたこと。町に全てを委ねるのは反対」と声が上がり、否決となった。