安平町追分地区の女性農業者を中心としたグループ「のらぼー」が11日、ハンドメードイベント「農家とわたしの手しごと屋」を町追分公民館で開いた。子育て世代の家族連れや主婦らが町内外から訪れ、にぎわいを見せた。
会場のロビーにはアクセサリーや樹皮で作った籠、シカの皮でできた革のバッグ、手作りの小物や刺しゅう、農産物の加工品などが並んだ。町内外のパン店のブースは列ができる好評ぶりで、2時間足らずでほとんどの商品が完売。ハンドトリートメントのブースや屋外にはクレープのキッチンカーも駆け付けた。
午後からは、苫小牧市のラブフルート奏者ここぺりーなさんのコンサートもあり、美しい演奏でイベントに花を添えた。
イベントは趣味で手作りした雑貨などを紹介する場として毎年農閑期に合わせて開催し、今年で11回目。グループの谷口麻弥代表は「切れ目なくお客さんが来てくれて忙しくできた。町外にも浸透し、苫小牧から来てくれるようになった」と手応えを語り、「これまで休まず開催してきた。メンバーが入れ替わっても、スタイルや売るものは変えずに続けていきたい」と話していた。