白老山岳会(鈴木靖男会長)は4日、白老町内の山北沢やカジカ沢の滝などを巡る「氷瀑(ばく)ツアー」を行った。10~81歳の会員15人と一般の参加者35人の計50人が、凍結した滝の巨大な氷柱風景を目の当たりにした。
同会恒例の行事で、今年はコロナ禍のため中止していた一般参加を3年ぶりに再開した。
一行は、町内のホロケナシ駐車場で準備体操を行った後、会員を先頭に山北沢の滝を目指して出発。到着すると、高さ15メートル、幅30メートルの氷柱が現れ、厳冬期の自然の造形美を堪能した。
この後、カジカ沢の滝へ向かい、氷柱を背に記念撮影。昼食と共に同会が用意した甘酒で体を温めた後、帰路に就いた。
同会は「1月中旬の下見では滝の氷の出来栄えを心配していたが、状態はとても良かった」と話していた。氷瀑は、20日ごろまで楽しめそうだ。