中学軟式野球の卒業生ドリームマッチは2日、苫小牧市清水球場で開かれた。新型コロナウイルスの影響で相次ぐ大会の消失に見舞われた3年生部員が中学年代最後の舞台で、練習成果発揮を目指した。
苫小牧青年会議所(JC)主催。市内のうちの11校野球部から約35人が出場した。担当教諭がポジションなどを考慮し、合同A、Bの2チームに編成し、交流戦2試合を繰り広げた。
合同Aが6―4、6―1で勝利した。第1試合で、本塁打を放った合同Bの大澤光汰(ウトナイ)は「フェンスを越えてよかった。試合の場をつくってもらえたので感謝したい」と話していた。
7月に開催した少年野球のJCカップに続き、中学部活動結びの場を提供しようと開かれた今回のドリームマッチ。閉会式であいさつした苫小牧JCの梶川弘樹副理事長は「選手の頑張る姿に刺激をもらった。これまでのライバルと協力してプレーしたことを思い出として残してほしい」と話していた。