▷4 白老観光協会 福田 茂穂会長 地域全体で観光振興

  • ウポポイ開業へ, ニュース
  • 2020年7月9日

  新型コロナの影響で遅れていたウポポイ開業がいよいよ間近に迫り、やっとここまで来たというのが実感だ。白老観光協会は、町の指定管理者として運営する観光インフォメーションセンターを拠点に、ウポポイを生かした観光振興に努めたい。食やアイヌ文化、自然など地域資源を活用した新たな体験メニューをつくったり、いずれ旅行業登録を取得して白老発旅行商品を企画したりして、観光客を増やしたいと考えている。

   年間来場者100万人を目標に掲げるウポポイの効果を地域に取り込み、地域振興を図るには事業者、商店街、関係団体が一枚岩で取り組まなければならない。来町した人たちに町内観光スポットなどを周遊してもらう仕組み、導線づくりを進め、地元全体でまちの魅力を高めたい。

   町民も一人ひとりがウポポイについて理解し、観光客に尋ねられたら簡単に説明できるぐらいになってほしい。そうした住民、まちの姿勢がリピーターを増やし白老の発展につながる。町民がウポポイに関して学ぶ研修会があってもいいと思う。ウポポイは白老のみならず、北海道全体にとっても観光振興への大きなチャンス。新型コロナの影響は当面続くが、一丸となって安全安心の体制を構築し集客に取り組むことが必要だ。

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