⑤飛躍のための準備期間 休みに自分と向き合う、普段できないことに挑戦

  • 暮らしの記録, 特集
  • 2020年7月6日
距離を保ちながら接客する佐藤さん(右)

 「仕事も趣味も同じようなものなのでよかった」―。苫小牧市植苗の道の駅ウトナイ湖でパート勤務する佐藤恭子さん(39)。観光案内所をおおむね週4日担当している。徐々に客足が戻り始める中、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識しながら接客。戻りつつある日常にほっとしている。

 コロナ禍で同駅は3月4~20日、5月1~15日の2度にわたって休館。仕事もこの間は休みになり、自宅で「巣ごもり」を余儀なくされた。もともと旅好きで、北海道観光マスターになり、ひいては同駅で働いている。時間ができたからこそ、時間がなくてできなかったことに挑戦した。

 本棚を埋め尽くしていた観光パンフレットや観光雑誌を「断捨離」。古くなった情報を読み返しながら、「自分だったら、どう案内するか」などと考え、見どころを紹介するポップなどを手書きで製作。桜の時期に車窓から花見をしたり、「密」を避けて一人散策したり、必要な外出に合わせて自分なりに息抜きし、インターネットの情報交流サイトで発信を続けた。

 緊急事態宣言中は札幌の両親とも会えず、電話で近況などを報告し合った。自宅で夫と一緒にいる時間も増え、お互いにそれぞれの趣味を楽しむ時間を持った。料理作りが好きで、外食をしないため節約も進んだ。

 コロナの影響で当たり前だった日常を再点検し、「探し物を見つけているような感覚」すら抱いた。時間の使い方などを見詰め直し、「お金の使い方の無駄も多かった。慣れは怖い」と思い返した。

 今もコロナの影響で先行きは見通せないが、「思い切りできるための時間」と気持ちを切り替える。心にゆとりを持って過ごすことで、本当に必要なものを自分なりに探し、仕事や趣味に全力投球していく。(金子勝俊)

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