JA道央管内4市(千歳、恵庭、北広島、江別)の新規就農者を激励する会が6月30日、恵庭市西島松の道央農業振興公社で開かれた。今年の新規就農は夫婦5組を含む18~45歳の24人と過去最多。JA道央や4市の関係者が基幹産業を担う就農者の門出を祝福した。
今村隆徳代表理事組合長は、会に臨んだ8人に支援を約束。「農業を取り巻く環境は厳しいが柔軟な発想と地域に根差した営農で信頼される農家に」と期待を込め、激励状と記念品(商品券)を手渡した。管内農家を支える石狩農業普及改良センターの葛西育子所長も「将来ビジョンと経営センス、仲間を持ち、地域を支える担い手に」と激励した。
寄せられたエールに対し、家業後継や異業種から転身した就農者はそれぞれ抱負を述べた。江別市の植村まどかさん(28)は「トラクターなどの操作ができるよう頑張りたい」、親族ゆかりの恵庭市穂栄で畑作に挑む札幌市出身の赤川篤志さん(28)は「皆さんの協力で就農できうれしい。いいレタスを作りたい」と決意表明した。