接触確?

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年6月25日

 新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性がある場合に通知が来る「厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリ・ココア」の運用開始から1週間がたった。登録した人同士での接触確認なので、多くの人が利用しなければ意味がない。英オックスフォード大の研究では「人口の6割が利用すれば感染拡大を制御できる」とされ、同省も「利用者が増えることが感染拡大防止につながるので、積極的な活用を」と呼び掛ける。しかし24日午後5時半の時点で登録者は約419万人。国民の約3%に過ぎない。自分でも何とかインストールしてみたが、疑問は膨らむ一方だ。

 仮に登録者が十分にいたとしても、陽性と診断された人は自ら入力して感染を知らせなければならない。個人が特定されることはないと言うが、ただでさえ患者が中傷や差別にさらされている現状で、自ら「感染しました」とためらわずに申告できるだろうか。

 さらに「接触確認」と通知された場合、どうすれば的確な感染拡大防止につなげられるのか。「症状を入力して相談」「電話で症状を伝えて相談」と表示されるようだが、希望してもすぐに検査が受けられる環境も整っていないのに、不安が募るだけではないか。少なくとも高齢の親に勧める気にはなれないし、そもそも理解不能だろう。「6割」の目標といい、普通の感覚から懸け離れているように思えてならない。(吉)

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