苫小牧市出身の映画監督稲塚秀孝さん(74)の新作記録映画「母と子の絆 カネミ油症の真実」の上映会が25日午後2時から、白老町総合保健福祉センターで開かれる。西日本を中心として1968年に発生した食品公害「カネミ油症事件」がテーマ。 カネミ倉庫(北九州市)製の食用油に、製造過程でポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入した事件で、摂取者に全身に吹き出物ができたり、手足のしびれが起きたりする被害が続出した。 稲塚さんは2006年から24年まで、被害者や研究者、同社関係者ら55人に取材。86分の映像にまとめた。 上映会は、稲塚さんが代表を務める苫小牧映画サークルの白老支部が主催し、入場無料。問い合わせは支部長の丸山さん 携帯電話090(3398)4357(留守番対応)。