安平町早来新栄のホクレン南北海道家畜市場で17日、乳牛の初競りが行われた。市場関係者が見守る中、210頭が競りに出され、200頭の取り引きが成立した。取引高(税抜き)は6651万5900円で、前年に比べ159万4529円増加した。
市場内では、安平町や江別市、岩見沢市などを産地とする乳牛が1頭ずつ競り場の中に引かれ、入札金額が電光掲示板に示された。落札者が決まると、乳牛たちは次々と引き渡された。
平均価格(税込み)は、育成や初妊、経産などを含めて33万2580円(前年比14万2997円減)、最高値(税込み)は70万2900円(前年比6万8200円減)だった。
15、16両日は肉牛の初競りで、1757頭の競りが行われ、1728頭の取り引きが成立した。取引高は9億4737万5000円で、前年比929万6144円増となった。黒毛和種や乳用交雑などを含めた平均価格は54万8249円(同1万6089円減)、最高値は94万8200円(同2万4200円減)となった。
ホクレン苫小牧支所酪農課は「牛の価格が前年より若干落ちた。餌代や燃料代などが高騰しているので、できるだけ安価に購入したい動きがみられた」としている。