白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は町大町2の事業拠点ノシキで、人材育成講座の受講者たちが制作した木彫りのイクパスイ(祭具)や、伝統料理の写真などを展示している。31日まで。
同協会の新井田幹夫さんの指導で昨年11~12月、町民6人が完成させたイクパスイ計7点、同9~10月の料理講座の受講者約15人が作ったオハウ(温かい汁物)などの料理の写真10枚を展示。町内の刺しゅうサークル「のんのクラブ」の会員11人が手掛けたアイヌ文様入りトートバッグも並べた。同協会の担当者は「アイヌ文化への理解促進と商店街のにぎわいに役立てば」と話す。
同協会は町の委託で「アイヌ文化保存・伝承・発展活動推進事業」を展開。次世代へアイヌ文化を継承する人材育成事業に2019年度から取り組んでいる。
入場無料。午前9時~午後4時(土日曜日、祝日休み)。問い合わせは同協会 電話0144(84)5130。