安平町教育委員会は、旧追分町成人式で参加者の一部が書いた手紙について、受け取りを希望する人の連絡を呼び掛けている。2月に封筒が入ったタイムカプセルが見つかった時点で100枚あったが、23日現在、19枚残っており、町教委は27日まで保管した後、処分する方針。

　町教委によると、手紙をタイムカプセルに入れる取り組みは2000～06年に追分公民館で行われた成人式で実施された。会場内で参加者の一部が10年後の自分に向けて書いた手紙で、2月に町職員が同公民館2階の印刷室で封筒が入った段ボールを見つけた。段ボールには「10年保管」と書かれていたが、10年後、どのように引き渡すか詳細が決まっておらず、同公民館に残されていた。

　当初、100人分の手紙が入っていたが、当時の参加者が同級生に連絡をしたり、町職員が対象者の実家に問い合わせたりし、受け取り希望者に順次、引き渡してきた。該当するのは1979年4月2日～86年4月1日生まれで、旧追分町成人式に参加して手紙を書いた人。

　連絡、問い合わせは町教委社会教育グループ　電話0145（29）7036。