白老町防犯協会(小西秀延会長)は19日、歳末防犯パトロールの出陣式を町役場で行い、同協会や町、苫小牧署、同署白老交番グループなどから約50人が参加した。JR白老駅前までの往復約1キロを歩き、歩行者やドライバーに歳末の犯罪被害防止などを訴えた。
出陣式で小西会長は「車上荒らしや空き巣などの件数が増える時期。パトロールが防犯意識向上の一助になれば」と協力を呼び掛けた。井内宏磨教育長は「子どもたちや保護者の安心と安全の環境づくりに地域ぐるみで取り組む皆さまに敬意を表する」と述べた。
同署生活安全課の冨士本学課長は、管内の自転車盗難が11月末の昨年同期比で約50件増えていることを指摘。「原因は主に無施錠。自宅前でも安心せず、鍵を掛けて」と訴えたほか「歳末は人や物の動きも活発になる。犯罪、事故を抑えて明るい年末年始を迎えましょう」と語り掛けた。
パトロールは青色回転灯を搭載した車両6台とパトカー2台が出動。参加者は、特殊詐欺防止などを訴えるのぼりを掲げながら駅前通り沿いを練り歩き、窃盗や特殊詐欺への注意も促した。