白老町の竹浦小学校(千葉康弘校長)で7日、全校児童22人と町高齢者大学の学生、保護者、地域住民が、昔遊びで楽しいひとときを過ごした。あや取り、おはじき、百人一首について事前学習した3~6年生が大人たちに遊び方を伝えて一緒に遊び、交流を深めた。
土曜授業「ふれあいふるさとDay」の一環。保護者や住民は学校参観、児童らは地域愛を育む機会として、2017年度から定期的に実施している。
昔遊びを介した交流は、これまで高齢者から学ぶ形で実施してきたが、遊び方を伝えられる住民が減ったことなどから、2023年度から児童が教え役になって行っている。
来校者は70~80代の高齢者大学の学生たちを含む約35人。体育館で児童らからおはじきやあや取りの遊び方を教えてもらい、童心に帰って笑顔で交流した。
おはじきを楽しんだ高齢者大学研究科1年の高橋光寿さん(84)=町石山=は「懐かしいね」を笑顔をほころばせた。
交流前は「私の研究発表」と題し、6年生5人が総合的な学習の時間で調べた興味あることを紹介した。熱帯魚や歌手のAdo(アド)さん、ポケモン、駄菓子のうまい棒、国内外の山の研究などユニークな発表に、惜しみない拍手を送っていた。