私たちが運営しているフードバンクとまこまいには日々、物価の高騰に苦しむ市民からの相談が寄せられています。「ひとり親」からの相談も多く、食料を受け取った人からは「高くてお米を買うのも大変なので助かった」という声が聞かれます。
最低賃金が引き上げられていますが、生活が楽になっているという実感は少ないようです。同様に市から事業を受託している、女性の支援事業「女性のためのつながりサポートとまこまい」にも、1人で悩んでいる市民から相談が寄せられています。
市はこれまでも地域福祉に関する事業を数多く展開してきましたが、市民が抱える課題は複雑化しており、これまでと同じ方法では対応できないケースも増えています。市民との協働をより一層推し進め、みんながそれぞれ力を発揮し合い、課題解決に向かうようなまちづくりが重要になっていると思います。縦割り意識や従来の枠にとらわれず、柔軟な行政運営が進むことを願っています。