高齢者生活の足どう守る 有珠の沢町内会会長 上原 毅さん(77)

  • わたしの争点, 特集
  • 2024年12月3日

  住民から買い物、通院の苦労話を多く耳にします。高齢化が進む中、これからも安心して暮らしていける環境づくりを要望します。

   2019年2月に町内唯一のスーパーが閉店したことで、買い物難民が増加しました。有珠の沢地区は中心部から離れていますが、自家用車を持たない高齢者が少なくありません。大半の住民は1時間に1本のバスを利用し、買い物、通院しなければならないことに悩みを抱えています。

   同地区は坂道が多く、冬期間は雪が解けて道路が滑りやすいので皆、移動に苦労しています。このため住民が協力し滑り止めの砂をまいていますが転倒事故防止のため、定期的な除雪をお願いしたいです。

   町内会の加入率低下による住民同士のつながりの希薄化を危惧しています。未加入の若手世帯のニーズを独自に把握するのは難しく、適切な運営には市の協力が不可欠です。役員の担い手不足や防犯灯管理を含めた諸課題に対応するため、市と町内会が支え合う体制の構築はより一層重要になると思います。

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