苫小牧市主催の「車いすバスケットボール教室」が11月30日、苫小牧市福祉ふれあいセンター体育館で開かれた。応募した約20人が参加し、車いすバスケットボールチーム、苫小牧WBCの選手から指南を受け、競技に汗を流した。
教室にはミニバスケットボールチームに所属する小学2~5年生の児童7人も参加。子どもと大人のグループに分かれて車いすの操作方法を学んだ後、パスやドリブルなどの練習に取り組んだ。
ドリブルはボールを膝の上に乗せてタイヤを2回こいだら1回フロアにバウンドさせなければならない車いすバスケ独自のルールの習得に参加者が熱中しながら挑んだ。
最後は実際に試合を体験。大人同士や子ども同士などのゲームを通して同競技への理解を深めた。教室に参加した樋江井柚奈さん(萩野小4年)は存分に楽しんだ様子で「パスを狙っている所に出したり、車いすを速く移動させたりするのが難しかった」と笑顔で語った。講師を務めた苫小牧WBCの渡邊美輝さんは「子どもたちはのみ込みも早いし、上達も早い。シュートセンスもよかった」と感心していた。