女子軟式野球の苫小牧ガイラルディアと60代男子還暦チームの苫小牧シニア倶楽部は13日、市内ののぞみ公園グラウンドで今シーズン初の練習試合を行った。両チームは新型コロナウイルスの影響で活動自粛が続いてきたが、14日まで2試合を行って実戦感覚を確かめた。
両チームはこれまでのシーズンも年に2、3度練習試合を行って交流してきた。13日の初戦は苫小牧シニア倶楽部が11―10で苫小牧ガイラルディアを下した。
序盤から乱打戦の様相で進み、還暦チームは3点ビハインドで迎えた最終七回に追撃し、1点差まで詰めてから4番遊撃手で先発出場した同チーム新人の千葉浩(59)が逆転サヨナラ2点本塁打で試合を決めた。千葉はこの試合2本塁打の活躍。「出来過ぎだったが、ホームランは気持ちがいい」と振り返った。
ガイラルディア投手陣の主軸を担う京野優希(苫小牧南高3年)は「高めに甘く入った球を打たれるのが課題。追い込んだら外角に入れることを心掛けたい」と話した。
14日は70歳以上の古希で編成したシニアクラブに対し、ガイラルディアが攻勢をかけて9―1で快勝した。
5月下旬に全体練習を再開させていたガイアルディアの大滝裕生雄監督は練習試合を振り返り、「打たれたのは仕方がない。打撃に関しては1日目の試合でよく打てた」と語った。