格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは2日、新型コロナウイルスの感染拡大による旅客需要の減少を受け、4月下旬から運休している新千歳―関西線を20日に再開すると発表した。5月下旬の国の緊急事態宣言解除以来、予約が増加傾向にあるという。
新千歳―関西線の再開時の運航便数は、運休前の1日2往復4便の半分の1日1往復2便。週2~3日の運航となる。
このほか19日からは、関西―那覇、中部―福岡など運休していた5路線も再開するが新千歳―中部線は運休を継続する。
同社の6月の減便率は89・9%、運航便数は約280便にとどまる見通しだが、運休路線の再開は緊急事態宣言解除を受けた旅客需要の回復を見込んだ措置。同社広報担当者は「宣言解除後、少しずつ新規の予約が増え、回復の兆しが見られる。段階的に運航便数を戻していきたい」としている。