闘いは続く

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月29日

 夜明け方、マンションのベランダに出ると優しい風が吹いている。手を伸ばせば届きそうなオオバボダイジュの緑も、雨が上がるたびに色濃くなっている。例年だと間もなくYOSAKOIソーラン祭りの季節なのだが、今年は中止。新型コロナウイルスの影響で、札幌では少し寂しい初夏へ向かおうとしている。

 道内で初めて感染者が確認されてから、きのうで丸4カ月が過ぎた。さっぽろ雪まつりの会場風景を思い出している。既にマスク姿は目立っていたものの、来場者の半分ぐらいだったと思う。それが今は、地下鉄に乗るとほぼ全員がマスク姿。ソーシャルディスタンス(社会的距離)なのか、座席も密接を避けて、人と人との間隔が少し空いている。この4カ月で、日常の風景は明らかに変わった。

 緊急事態宣言は解除された本道だが、感染拡大の第2波に苦しんでいる。札幌では新たな病院クラスター(感染者集団)も発生。国の宣言解除の基準だった「人口10万人当たりの新規感染者数0・5人程度以下」も未達成が続く。

 ただ、「感染拡大防止と社会経済活動の両立」は至上命令。鈴木直道知事はきょう午後に記者会見し、6月以降の対応を発表する。条件付きで休業要請を全面解除する方向だ。知事は「新型ウイルスはゼロにはできない。この闘いは続く」と語気を強める。第2波の収束と第3波にも備えながら、「両立」という難題に挑む。(広)

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