北海道バスケットボール協会は28日、チーム練習の再開に向けた「活動ガイドライン」を発表した。新型コロナウイルス感染防止への対応が依然として求められる6月からの再開を見据え、練習前の体調確認や使用する道具の手入れなどの注意点をまとめている。
これまでの活動自粛期間で体力が低下し、けがのリスクが高まるとして、持久力・筋力のトレーニングは段階的に行うことを心掛けるよう促す。選手の体調確認では、平熱を超える発熱や喉の痛みなどの症状5点を例示し、一つでも当てはまる場合は練習を行わないこととした。
練習中も選手やコーチらが多人数で長時間にわたって同じ場所に集まらない工夫やミーティング時などのマスク着用、練習前後の用具消毒も求めている。
ガイドラインは同協会の競技会委員会とスポーツ医科学委員会での検討を経て、27日の理事会で決まった。
同協会主催の大会開催のめどは立っていないが、部活動の再開が見込まれるため、注意事項を示した。同協会の森野和泰専務理事は「各チームの責任者はガイドラインに沿って対策を万全にして、感染予防を徹底してほしい」と話している。