在宅勤務

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月20日

 テレワークなどという言葉を聞いたこともない時代に在宅勤務をしていた。新聞業界には1人支局という勤務の形態があって、自分もその一人だった。

 30歳代から三つの支局に計11年間、1人で勤務した。通勤時間はゼロ。日常的な会議もない。通常の勤務のほかに、もし事故や火災があれば時間にかかわらず、その瞬間からも勤務。緊張を忘れずに取材して記事を書き、子育てしながら山歩きも覚えた。複雑な原稿は家族が寝ている時間に書いた。家人が、体調を崩して入院したことがある。「声を出さない」という約束で子どもを膝に乗せたのに突然泣き出して、電話の相手から「何か手伝いますか?」と冷やかされたこともある。毎日、子どもたちに自分の仕事や働く姿を見せることができた。何よりの教育、しつけだったと、今でも思う。

 新型コロナウイルスの感染騒動が続く。マスク着用や手指消毒、毎日の検温などが感染を防ぐ新しい生活様式だとか。テレワークによる出勤の削減も呼び掛けられている。子どもがうるさい―と、慣れない在宅勤務にいらだつ人が多いようだ。オンライン会議の声が響き、近所から苦情が入るという報道もあり、考えさせられる。

 北海道は、あすの専門家会議でも緊急事態宣言が継続となる可能性が高いとの報道。ウイルスとは長い付き合いになりそう。緊張と緩和の均衡を取りながら、新しい生活様式を身に付けたい。(水)

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