札幌市は14日、新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。道内の感染者は2日連続で10人を下回り、延べ989人(実人数980人)。同市では80代女性、小樽市では100歳代女性の2人が亡くなり、死者は計72人となった。
札幌市では、クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」で70代と90代の入所者4人が感染。同施設関連の患者は81人となった。この他、30代女性公務員と、職業非公表の40代男性の2人の陽性が確認された。
道が13日に示した「5月末までに目指す姿」の項目に照らすと、1日の新規患者数(直近1週間平均)は10人以下の目標に対して8・7人、感染源を追えない新規患者数(同)は3人以下の目標に対し2・9人。入院患者数は14日時点で323人(250人以下が目標)だった。
同日の新規検査人数は184人で、陽性率は3・3%。軽症者ら向けの宿泊療養施設への入所者は計66人となっている。治療中の患者は389人で、うち重症は17人。