知恵

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年5月13日

 満開のサクラに見とれて散歩をしていて、足元のタンポポや薄紫のスミレ、名も知らぬ黄色い花を踏みそうになり慌てる。北海道に満開の春が広がる。

 道内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されて、間もなく4カ月。サクラの季節が来たのにウイルスの恐怖は消えない。

 私たちは騒乱の後にどんな知恵を残せるのだろう。ふと考えた。個人的に気になったのは、インターネット回線などで会社と結ばれた遠隔地・在宅勤務=テレワークという就労形態。災害にも強い新しい仕事の在り方を夢想した。

 しかし、現実は厳しい。勤怠の管理がかえって厳しくなり、都市部の「ウサギ小屋」に仕事が持ち込まれることによる精神的な負担も、すぐに表面化した。子どもの虐待や配偶者への暴力の増加―。国の示した出勤7割減が早期に実現するとは、とても思えない。

 先進企業の社長氏がテレビで要点を話していた。「働いていないのでは」「働きが評価されていないのでは」。そんな相互の不信や不安が大敵。目標の共有も大切。個々に練習をしていても甲子園出場という目標を決して忘れてはならない。簡単なことではない。

 あす、新型コロナウイルスの政府対策本部会合が開かれ、緊急事態宣言の解除県を決めるという。取り組みは早かったのに、第2の大波を受けた北海道は宣言が継続される見通しだとか。次代に何を残せるか。さらに考えたい。(水)

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