苫小牧市内の住宅街の一角に1975年8月にオープン。今年、開業から50年目を迎えた。オーナーで店長の田口健太郎さん(50)は20歳の時、父の稔さん(77)が営む喫茶店を引き継いだ。
調理の技術は市内ホテルのシェフに伝授され、店のメニューは次第に増えたという。
お勧めは季節の野菜炒めとポテトチップ添えた「会長ステーキ ハーフ」(1859円、サラダ、ライス、みそ汁付き)。米国産アンガス牛の「チャックアイロール」(肩ロース)200グラムを塩、コショウで味付けし鉄板で焼いた。しょうゆベースの自家製和風ソースでいただく。
米国ハワイのレストランで食した「ティボンステーキ」に魅せられた田口さんがそれに近い肉を探し求め22年前にメニューに。「会長ステーキ」は、バターとガーリックチップをトッピングした「400グラム」(2178円)と「Big 600グラム」(3135円)もある。赤身肉だが柔らかくボリューム満点。10代から80代までの男女を問わず、幅広い支持を集める。
市内日吉町の山田博紀さん(52)は「『会長ステーキ』はボリュームがあっておいしい。ランチも魅力です」と話す。
苫小牧市新中野町3の13の8。営業は午前10時~午後9時(祝日は正午~午後5時)。金・土曜は午後3~5時に休憩。ラストオーダー30分前。日曜定休。駐車場は15台。カウンター5席、テーブル38席。電話0144(36)2019。