なおも代表入りに期待-ケボー開を指導した西村さん
スケートボード女子で代表入りを目指している開心那(ひらきここな)(11)は5月に選考会に当たる世界選手権を控えていた。苫小牧市有明町の「ブレイズ」代表で開をかつて指導した西村千秋さん(51)は「代表入りできたらさらにレベルアップした滑りを見せて技に切れが出てくると思う」と期待を込めた。
五輪のスケートボードはパークとストリートの2部門。それぞれの部門で6月1日時点の海外大会ポイントランキングなどを基にして代表を決めるが、5月に行われるはずだった世界選手権が中止になる可能性も出てきた。
西村さんは将来性が高い開の成長を実感している。一方で五輪延期に「大会を心待ちにしていた人にとっては残念。急なことで選手たちも大変な思いをしているはず」と語った。
来年に向けベストを-市体協の本間専務理事
今夏開催予定の東京五輪・パラリンピックが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年程度延期することが決まったことを受け、苫小牧市体育協会の本間貞樹専務理事は「さまざまな議論がなされた中で、とにかく実施する方向になったのは良かったと思う」と語った。
冬季五輪アイスホッケー元代表選手の一人としてアスリートを思いやり、「選手たちはコンディション維持なども大変だと思うが、来年の本番に向けてベストを尽くして頑張ってもらいたい」とエールを送った。応援者としては「中止ではなく、延期ということで楽しみが先延ばしになったという気持ち」と前向きな意見を示した。