「教育は大変なことばかりだが、児童と一緒に問題を乗り越えたとき、それは喜びに変わる」。目を輝かせて登校する子どもたちの姿を励みに教員生活を送ってきた。札幌市出身。北海道教育大学釧路校を卒業後、初任は室蘭市常盤小。日新小の校長は2018年4月から2年間務めた。
担任時代は、主体的に学習する姿勢を身に付けてもらうため教材研究を重ねたり、集中力が切れそうな時間帯に質問を投げ掛けるなどの工夫を凝らした。「不登校の児童が徐々に変化し、学校に来るようになったときは教師としての喜びを感じた」と話す。
日新小は「先生方のチームワークが良く、子どもたちも高学年が低学年のお手本となって行動することで自立心が育っている」と評価し、「プログラミングなど新しい教育が始まるが、自然と触れ合い、グラウンドを元気に走り回るような『遊び』も大切にしていってもらいたい」と期待を込めた。