新年度の飛躍へ光明 道大会団体2部門で8強-柔道・尚志館當摩道場

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  • 2020年2月28日
道大会団体2部門で健闘を見せた尚志館

 苫小牧の柔道少年団、尚志館當摩道場が北海道少年柔道優勝大会団体(23日、千歳市)の小学、中学2部門で8強入りした。選手たちがそれぞれ体格や学年に勝る他チームと互角に渡り合い、道場モットーの粘り腰で奮闘した。水見秀紀代表は「この結果を次につなげてほしい」と期待する。

 北海道柔道連盟などが主催した新年度の少年団勢力図を占う大会。団体戦は先鋒(せんぽう)、次鋒、中堅、副将、大将の5試合を行い、勝ち星の多い(同数の場合は内容、もしくは代表決定戦勝利)チームに軍配が上がるトーナメントを繰り広げた。

 5月の全日本少年大会(東京都)出場を懸けた小学生の部は、3~5年生選手で編成された30チームが出場した。2回戦から登場の尚志館は初戦を不戦勝。3回戦の太平洋武徳館(釧路)には2―0で競り勝った。

 厚別区体育館柔道クラブ(札幌)との準々決勝は、次鋒水見紀織(美園3年)、中堅加藤廉(ウトナイ4年)がそれぞれ白星を挙げ2―1でリード。ただ、副将、大将がそれぞれ体重差20キロ近くある相手に粘るも及ばず、その後に頂点まで駆け上がった厚別区クラブに2―3で惜敗した。

 「みんなで頑張ることはできたけど、もう少しできることもあった」と大将を担った前川慶心(明野5年)は悔しがる。春から最上級生としてチームを引っ張る存在。「大きい相手も投げ切る実力を付けたい」と前を向く。

 水見智織監督は「体格のいい選手がいない中で、優勝チームに善戦してくれた」と頑張りをたたえる。小兵集団として組み手の上達、機動力向上、攻め方のパターン増加を今後の課題に挙げた。

 一方、中学生の部には2年生以下で編成した23チームが出場した。小学時代に今大会小学団体を2連覇し、全国大会にも出場するなど実績豊富な選手を多く擁した尚志館。2回戦で篠路少年団(札幌)、3回戦で芽室中A(十勝)をそれぞれ下した。

 準々決勝で顔を合わせた北広島少年団(札幌)は、体重80キロ前後の2年生がそろっていた。先鋒(せんぽう)の前川道心(明野2年)がしぶとく技ありで勝利すると、これまで中堅を担っていた山本弦(青翔2年)を次鋒に投入して勝負を賭けたが、試合残り数秒で技ありを奪われて惜敗。中堅、副将も倒れ、4強入りはかなわなかった。

 監督を務めた水見代表は、「尚志館らしさが出せた大会にはなった」と一定の手応えを口にする。ただ、抜群の結束力で快進撃を続けた数年前とは異なり、他地区の道場は着実に強さを増している。「ようやく日々の練習から気合を入れるようになってきたが、勝負への貪欲さがもっとほしい」と代表は言う。

 見据えるのは7月のマルちゃん杯道少年大会(北見市)。中学団体は上位6チームに全国大会切符が与えられる。現時点では射程圏内だが、「ベスト6ではなく優勝して全国に行きたい」と山本は闘志を燃やす。

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