むかわ町は、ふるさと納税の返礼品に初めて体験型を取り入れ、12月14日に「穂別博物館プレミアム親子ツアー」を開催する。同館の特別顧問で北海道大学総合博物館副館長の小林快次教授がカムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)の発掘秘話を語ったり、骨の実物を間近で見ながら解説したりするバックヤードツアーを実施する。寄付金額は1組10万円、定員は15組30人。応募は15日午後5時までで、定員に達し次第締め切る。
体験型返礼品は、恐竜の町むかわのPRと寄付額増加を目指して企画。参加者は午前9時集合で、同9時30分から通常入ることができない収蔵庫を約1時間見学し、むかわ竜の骨を見ながら小林教授の解説を聞く。
町穂別町民センターに移動後、同11時から同教授の特別講義を受け、正午からは町産食材を使用した弁当を食べながら懇談できる。午後1時30分から、小林教授のサイン会と個別の写真撮影会も行う。お土産に同館で販売する恐竜Tシャツを贈呈する。
対象者は原則、恐竜や古生物学に関心のある子ども(小学4年生~中学3年生)1人と保護者1人。人数を追加する場合、昼食代1人2000円が必要。町ホームページやQRコードの専用サイトから申込書をダウンロードし、メールかファクスで送信する。5組に達しない場合はツアーを中止し、寄付金を返金する。
寄付金は町の恐竜ワールド推進事業に役立てる。すでに道内外から複数の問い合わせが寄せられているといい、町経済建設課は「冬の閑散期だが、小林教授に協力していただくことができた。多くの方に参加してほしい」とアピールしている。
問い合わせは同課商工観光戦略グループふるさと納税担当 電話0145(42)2416、ファクス0145(42)3771、メールfurusatonouzei@town.mukawa.lg.jp。