千歳駒里小中学校(布施裕校長)の児童14人はこのほど、新千歳空港国際線ターミナルビルで、外国人旅行者に英語で話し掛けて交流する学習を行った。児童たちは、出身や好きな日本食などを尋ねてコミュニケーションを図った。
授業で習った英語を実際に使い、さまざまな国の人との交流を通して、外国語学習への意欲を高めようと2014年から実施している。
児童たちは三つのグループに分かれ、ターミナルビル内で見つけた外国人旅行者に「エクスキューズミー(すみません)」と声を掛けた。相手が足を止めて応じてくれると、用意しておいた自己紹介や質問をして、意味が通じるたびにうれしそうな笑顔を見せていた。
児童から、自身が思う「英雄」について尋ねられたマレーシアから来日していたスージーさん(37)は「私の夫ね」と笑顔で答えた。協力のお礼に、折り紙で作ったかぶとをプレゼントすると、喜んで受け取った。
児童会長の能㔟活夢君(5年)は「勉強を頑張ったから、英語が通じてうれしい」と手応えを語った。