恵庭建設 人材定着へ取り組み「がんでも働ける職場を」、両立支援コーディネーター配置

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  • 2019年12月13日

 がんになっても安心して働き続けられる職場を―。恵庭市泉町の恵庭建設(本荘武則社長)は、優秀な人材の定着につなげようと、がんなどの治療と仕事を両立できる職場環境づくりを進めている。年次有給休暇の柔軟な付与や仕事内容の見直しに加え、病気を抱える社員を支援する両立支援コーディネーターの配置も準備するなど積極的に取り組んでいる。

 同社の従業員36人で平均年齢が47歳と、比較的中高年の割合が多い。建設業界の全国的な人手不足や社員の高齢化を背景に、長期的な人材確保の方策として社員の健康支援策に5年前から乗り出した。

 健康対策では、社員とその家族まで対象に含めたインフルエンザワクチンの接種費用助成、特定保健用食品の廉価提供、ノー残業デーの導入などを展開。年次有給休暇は時間単位付与をはじめ、一定の日数を取得した社員に旅行券を配布するインセンティブ制度を導入し、心身のリフレッシュを促進。以前は30%程度だった取得率が、今年度は約70%に達する見込みで、2018年には経済産業省の「健康優良経営法人」の認定も受けた。

 がん対策の取り組みでは、北海道がん対策サポート企業に登録し、優良がん対策推進にも選ばれている。現在、がんと闘う社員3人に対し、体調に合わせた業務内容の変更や、失効した年次有給休暇を積み立てて通院などに役立てる制度を導入。患者と医療機関、企業の三者をつなぐ両立支援コーディネーターも配置する。

 本荘社長は「新たな人材確保は簡単ではないので、今、在籍する社員に長く安心して働いてもらいたい。がんは特別な病気ではない。安心して働き続けられる職場環境が大切」と思いを語った。

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