安平町出身で北海高校サッカー部の藪中海皇(3年)が10日、第98回全国高校サッカー選手権大会(30日~1月13日)の出場を前に安平町役場を訪れた。及川秀一郎町長に活躍を誓った。
藪中は早来中学校卒業後、北海高校に入学。同部では右ウイングバックとしてスタメンに定着しており、攻守ともに中軸を担っている。10月の北海道予選・決勝の札幌第一戦でも、オフェンスでは持ち前の巧みなドリブルを生かして相手陣地に切り込み味方にクロスを上げ、チャンスをつくった。ディフェンスでもハードワークを見せ、チーム内でもひときわ目立つ運動量で存在感を見せ付けた。
この日、藪中は及川町長に全国大会の出場を報告。「目の前の一戦一戦を全力で戦いたい」と決意を語った。及川町長は激励金を手渡し、「こういった選手が生まれると後輩にも励みになる。決勝進出を目指してベストを尽くしてほしい」と背中を押した。
同校11年ぶり10回目の出場となる大会。藪中は「体力にも自信があるので誰よりも動いて得点に絡みたい。1回戦から全力でぶつかっていく」と抱負を語った。