冬の支笏湖

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2019年12月10日

 今月初旬、振り替え休日を取得した日に支笏湖へ出掛けた。1羽のオオワシが飛んでいた。越冬のため本道に渡って来る最大の猛禽(もうきん)類は千歳でも雄々しく翼を広げている。

 低気圧の影響で風は間断なく吹き、雪もちらついた。穏やかな日なら宿で朝食を終えた観光客が散歩している時間帯だったが、そうした姿はまばら。防寒コートを着込み、忍従我慢で岸辺にいたら、空にオオワシ出現。沖合30メートルほどで向かい風を利しつつ空中に漂った。突如降下し、両足の鋭いかぎ爪を水中に突き立てたかと思うと1匹の魚を捕らえ、飛び去った。自然は美しくもすさまじかった。

 公立千歳科学技術大が「支笏湖デザインプロジェクト」を始動させた。豊かな自然と生態系を抱え、圏域の社会的産業基盤も形作った湖で科学技術を生かす取り組みを進める。拡張現実技術(AR)で「山線」として蒸気機関車が走った旧王子軽便鉄道(1908~51年運行)の姿をタブレット端末画面などで再現する研究の一端も公開された。現存の山線鉄橋とサイバー空間中の機関車のコンピューターグラフィックスが時空超越の「現実」を広げる。観光や教育へも応用できそうで今後が楽しみ。

 現在の支笏湖温泉街では来年1月開幕の氷濤まつり会場で準備が進行中。真冬日、湖畔売店で飲む温かいコーヒー牛乳がすさまじくうまい。温泉も当然ながら温かさこの上なく、入湯はお勧め。(谷)

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