苫小牧工業高校ハンドボール部が、2019年度室蘭支部高校ハンドボール新人大会(11月30日~12月1日、室蘭工業大学アリーナ)で優勝した。同部は2020年1月に札幌市で開かれる全道新人戦の出場権を獲得した。
苫小牧や室蘭などの5チームが参加し、リーグ戦で競った。苫工は室蘭栄に38ー21、静内に29―16で勝利するなど、4戦全勝で栄冠に輝いた。室蘭工業が準優勝。3位は静内だった。苫小牧高専は全敗で5位となった。
室蘭ハンドボール協会主催。高体連室蘭支部ハンドボール専門部が共催した。
試合結果は次の通り。
▽リーグ戦
苫小牧工業38―21室蘭栄、苫工29―16静内、苫工36―15苫小牧高専、苫工33―24室蘭工業、室蘭栄34―25苫高専、室蘭栄28―26室工、静内36―26室蘭栄、静内37―18苫高専、室工29―20静内、室工45―12苫高専
リーグ戦の各試合を全勝で制し支部大会で優勝した苫小牧工業。4試合中3試合で10点差以上をつけて勝利したが、主将の熊谷充将(2年)は「チームはまだ完成していない。もっと上を目指せる」と言い、さらなるチームの成長に意欲を燃やす。
決勝で対戦した室蘭工業戦は速い展開に戸惑ったが、”鉄壁”のディフェンスで失点を最小限に抑えた。副主将の平田大河(同)は「速さではギャップを感じたが、ディフェンスでは負けていなかった」と振り返った。熊谷も「ディフェンスのミスが無ければ、一方的な試合展開もできる」と自信をのぞかせた。
来年1月に開かれる全道新人戦に出場する。支部大会では試合後半に集中力が薄れ、ディフェンスにほころびが生じる場面もあったことを反省点を挙げる。小田健介監督は「キーパーとの連携が取れていなかった。全道大会までに修正していきたい」。熊谷は「ミスでの失点を無くしていいオフェンスにつなげたい」と意気込みを語った。